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限月がある

商品デリバティブ取引のしくみ(限月がある)

商品デリバティブ取引には、取引に期限があります。この期限のことを「限月」(げんげつ)と呼びます。
限月は、取引の対象となる商品ごとに6ヶ月・1年間という風に、具体的に定められています。


金標準先物の限月

期限が一番遠いものを「期先」(きぢか)、期限が一番近いものを「期近」(きさき)と呼びます。

「限月」の最終取引日のことを「納会日」(のうかいび)といい、この日までに原則として決済する必要があります。 日本の商品先物取引の場合、限月は最長でも1年先に設定されていますから、一般投資家の大半はこの1年のうちには決済をします。

ただ、納会日までに決済せずに納会日の後に、取引している量の総代金を払って実際の現物商品を受けとることもできます。これを「現受け」といい、当業者(実際にその商品を扱っている関係者)や商社が主に行う取引になります。

金限日取引(ゴールドスポット)・白金限日取引(プラチナスポット)には期限がございません。
※売り契約の時は、現物商品を渡して総代金を受け取ることになります。
(現金決済先物取引には受け渡しはありません。)
※当社オンライン取引は現物による受け渡し決済を行っていませんのでご注意ください。


商品名 限月
金・白金(標準取引・ミニ) 12カ月以内の偶数月(6限月)
金・白金(限日) なし
CME原油指数等 連続6限月
原油 連続15限月
ゴム(RSS) 連続12限月
とうもろこし 12カ月以内の奇数月(6限月)

漫画「取引には期限があるよ!の巻き」

商品先物取引入門「限月がある」のワンポイントアドバイス

一般的に、個人投資家の方は「期先」を選んだほうがよいとされています。日本の商品先物取引は、期先になるほど出来高(取引量)が多いためにスムーズに売買が成立するからです。「納会日」が近づいてくるほど、流動性が下がり、売りたくても買い手が少なくなり、価格の変動も大きくなる事もあります。「期先」の方が時間的に余裕をもって売買をすることができます。

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